ここ1、2週間ほどで、夜泣きが始まりました。
特に体の大きいLが夜中に起きて大きな声で泣いています。
Rも何回も起きては寝言のように泣き叫ぶことがあります。
ふたりは夜は21時くらいから朝の7時〜8時くらいまで10〜11時間寝てくれますが、夜泣きが続いた日はお昼や夕方に眠さが襲ってきて機嫌が悪くなることも多いです。
女性には怒られるかもしれないのですが、なかなか夜中に泣いても私は起きられないです。
もともと1回寝たら深く眠るということもありますが、泣いている声が聞こえている気もしつつ、体が動きません…。
起きられた時は、体をトントンしたり、抱っこして泣き止むのを静かに待ちます。
男性が夜泣きで起きられないのは、赤ちゃんの泣き声が聞こえていないからだという意見や、ホルモン(オキシトシンやテストステロン)の関係で女性の方が眠りが浅くなっているからだという意見があるようです。
夜泣きといえば、「赤ちゃん夜泣きでこまったな〜」という家庭薬のCMの歌を思い出しました。
私は小さい時に使ったことも、今も使ったこともないですが、調べてみると5つの生薬が含まれている漢方薬のようでした。
生薬・漢方は、どこまでが解明されているか不明なものも多いです。
生薬 | 説明 |
ジンコウ(沈香) | ジンチョウゲ科ジンコウ等の黒色の樹脂が沈着したもの。降気、止痛等の効能があるとされています。「コウジン」はよく聞きますが、「ジンコウ」はまた別物であり、医療用医薬品には含まれている製品はないようでした(CMで見る薬は一般用医薬品)。日本薬局方には収載されておらず、日本薬局方外生薬規格(局外生規)に収載されています。 |
ジャコウ(麝香) | ジャコウジカ又はその他近縁動物の雄のジャコウ腺分泌物を乾燥したもの。強心や鎮静等の作用があるとされています。こちらは、平成元年に医薬品から削除されたようで、日本薬局方にも局外生規にも収載されていないようです。ワシントン条約によりジャコウの輸出入はされており、現在国内にあるものはワシントン条約で指定される以前に輸入されたもののようです(ということは、在庫が尽きると使用された医薬品は姿を消す?)。 |
ゴオウ(牛黄) | ウシの胆嚢・胆管中に生じた結石(胆石)を乾燥したもの。血圧効果や鎮静等の作用があるとされています。様々な漢方処方に含まれていますが、ドリンク剤にもよく使われているようです。 |
ニンジン(人参) | オタネニンジンの根を乾燥したもの。滋養強壮作用等があるとされています。野菜のニンジンはセリ科植物ですが、生薬のオタネニンジンはウコギ科の植物なので全くの別物です。 |
ユウタン(熊胆) | ヒグマやその近縁動物の胆汁を乾燥したもの。利胆、鎮痙、解熱作用があるとされています。動物生生薬として有名ですが、こんなものまで生薬で使われるのかと衝撃を覚えるもののひとつです。 |
最近、遅ればせながら薬屋のひとりごとを見ているので、興味が湧いていろいろ調べてしまいました。
夜泣きは、赤ちゃんの脳が発達している証拠だとの声もあるようで、泣いちゃうのはしかたないかなと思います。
参考資料
◇生薬関係
【第十八改正日本薬局方医薬品各条生薬】
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000788459.pdf
【日本薬局方外生薬規格 2022】
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001008371.pdf
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