敗者のゲーム

読書

ビジネス本もたまに読みます。
今回は、投資関係の本の感想を書きます。

書籍の概要

敗者のゲーム(原著第8版)
著:チャールズ・エリス
訳:鹿毛雄二、鹿毛房子
日本経済出版社

感想

初心者とプロでは何が違うのか。
プロのテニスの試合では、勝者が素晴らしい動きによって「相手から得点を勝ち取る」ことにより勝者となる。
アマチュア(初心者)のテニスの試合では、墓穴を掘って「自分が得点を失う」ことにより敗者となる。
テニスもゴルフも戦争も投資も「敗者のゲーム」であり、勝ち残るためには失点をできるだけ少なくして「勝者のゲーム」にすることが重要とのことです。

市場ではタイミングが重要ですが、タイミングは誰も計れません。
36年間のデータに基づいて、ベストデーを逃した時の株式のリターンに与える影響を示したものでは、最も上昇したベスト10日(全期間の0.1%未満)を逃してしまうだけで、リターンの平均水準は11.4%から9.2%へ低下してしまいました。
つまり投資家は「稲妻が輝く瞬間」を逃してはならず、タイミングに賭けるのではなく市場に居続ける必要があるということです。

投資で成功する秘訣は、投資計画をしっかり考え、それに沿って長期的に投資すること、ただそれだけです。
インデックス投資を淡々と続けていくことが、投資のゲームの勝者になれる道だと理解できました。

最後に

これまで投資の勉強をしてきて、インデックス投資が最も効率的な方法だと理解していましたが、これを読んでそれがより一層確実になりました。
個人的には、インデックスも高配当もバランスよくがよいのかなと思っています。
自分の理解が追いつかないところもあったので、もう少し時間を空けてから、もう一度読み直したい本でした。

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